2015年1月30日金曜日

イチロー真意 誤訳で伝わらず


久しぶりに電車に乗って暇だったので携帯のインターネットを覗くと「イチロー真意 誤訳で伝わらず」の見出しが目に飛び込んできた。後でリンクが無効にされるかもしれないので、記事全体をコピーすると、
応援してください、という気はない。応援してもらえる選手であり続けたい」、会見でイチローはそう語った。
 やはり、彼はすごいと思う。このコメントに凝縮されている。常に「自責」で物事を考えているのがよくわかる。
 ところが、コメントが英訳され『MLB.com』に掲載されると、イチローの真意が伝わっていないように感じる。
"Please keep rooting for me wherever I'm playing," he said. "I will continue to work hard [to be] a player
that you would want to root for."
「どこのチームでプレーしても私を応援し続けて下さい。」と彼は言った。「皆さんが応援し続けたいと思える選手であり続けるよう努めたいと思います」
   翻訳が行われると微妙なニュアンスが正確に伝わらないことはよくあるが、成功であれ失敗であれ、自らの責任に視点を置いて考えることは重要なことだ。
 イチローに限らずメジャーリーガーは、「自分でコントロールできることに集中する」という趣旨の言葉を口にする。


私は上の訳は大正解だとおもう。日本語で「つまらないものですが、、」といいつつ人に物を贈るときの気持ちと一緒で、イチローの真意は応援してもらえる選手であり続けたいのほうに比重がある。「応援してください、という気はない「という部分は謙虚な気持ちの現われだから Please keep rooting for me wherever I'm playing でまったく問題は無い。日本語のno は英語のyes になることもありうることを念頭に置くべき。この英訳は立派な英訳。イチローの真意は見事に伝わっている。
http://blog.goo.ne.jp/5522eyes/e/2c161b3ef1fc941c98368ab705214f88  イチロー贔屓 注;私と同じ事を考えている人がいるのはうれしいことだ。
http://sennich.hatenablog.com/entry/2015/01/30/213814  イチローの真意 それは誤訳だった?読者とのコミュニケーション 注;こちらの仁も私とまったく同じ考え。