2012年12月8日土曜日

アメリカの大学教育について


昔から有名なことだが、アメリカの大学では本を何冊も読まされるらしい。これは故松本亨博士の著書にもそう書いてあったし、実際その通りらしい。問題である。大体、一教科だけならなんとかなるかもしてないが、何教科も同時に複数冊の本を読めとかいわれた日には学生たちは腹をくくって酒でも飲んだほうが精神的に成長するのではないだろうか?大体そんなに多くの本を短時間で読めるはずがないし、速読、速読といっても速読とはとどのつまり読まない技術のこと。600ページの本を一晩に三冊読むとすれば、1800ページ、本を読む時間が三時間だとすれば180分となり一分で10ページ読む計算になり一ページに費やす時間はわずか6秒となる。聖徳太子レベルの頭脳が必要だ。凡人には到底不可能な話だが簡単な算数の常識でもある。裸の王様を真にうける前に必ず自分の頭で考える必要がある。国家試験を例に取れば受験まで準備期間は1年もないだろう。しかし読むべき本は背の高さを優に超えるはず。受験生はこのような膨大かつ大切な内容を本当に読んでいる暗記しているのだろうか?もちろんそのようなことはありえず、試験に出る箇所や問題のみ反復練習をしているはず。過去の試験問題など似たり寄ったりだからだ。学生に多くの犠牲を強いるような教育方法は親切とはいえない。生徒にプレッシャーをかけるのと生徒を四苦八苦(しくはっく)させるのは紙一重の差だが大きな違いがある。もし教授がわかっているなら、それを生徒に教えるべきである。そして重要箇所だけを読むように指導すべき。本を読む行為は知識を頭に入れる単純作業。大学で教えるべきは頭の使い方、つまり考えさせること。、、、ここでもくどく回り道をしましたが言わんとすることは学生に多大な負担を強いるアメリカの(に限らず)大学とは大体においてぬるま湯につかっている教授たちの生活の糧を得る場所ということ。だいたいアメリカに限らず大学の教授とはなるまでが大変で一度なってしまえばあとは紋切り型の授業をリピートするだけだから教えるほうは楽だ。大学で一般生活者になり下がってしまった教師は決して少なくはない。なぜ、学生を苦しめるのか?3:14---3:40

注;大学を正確に表現すれば、税制上の優遇措置を受ける営利企業であり、従業員である教授がいて、お金を落としてくれる学生がいる場所ということになる。
http://www.youtube.com/watch?v=P0Lmiy5u60o 英語公用語 ひろゆき 鳥飼玖美子 35:10
http://www.youtube.com/watch?v=kXpwAOHJsxg Is a college degree worth the cost? You decide.